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天然モミの木の内装材



樅の木(モミの木)ってどんな木?

マツ科モミ属の常緑針葉樹で、主に北欧やシベリアなどの寒冷地に分布。
もみの木は一年に一度生きたまま家に入ることが許された木です。その昔ヨーロッパは今よりも寒く、狩猟民族の彼らは冬季冬ごもりをしました。限られた空間の生活ではウイルス菌や風土病などにより幼児や体の弱ったお年寄りが命を失っていました。体験的に知った抗菌効果のある樅の木を家の中に入れ、家族を守ったのがクリスマスツリーの起源と言われてます。 




カナダ産・ドイツ産のモミの木

天然モミの木の家の床材には樹齢250~350年ほどのドイツ、カナダ産モミの木が使われています。
高齢木は二酸化炭素の取り込み量が減少し、朽ち果ててしまうと、保持していた二酸化炭素を空気中に放出してしまいます。そのため現在では世界的な森林認証制度が発足し、持続可能な森林資源として認証を受けた森から適宜伐採され建築材などに利用されています。モミの木が多く残されている北米カナダのバンクーバー島では、州政府により管理植林された森や森林保護管の管理下、天然更新されている森が現存します。
また、壁や天井には樹齢250年以上のドイツ(シュヴァルツヴァルトの森)のモミの木を使用しています。






霧島の豊かな自然(霧島おろし)を利用した天然乾燥

床材や腰壁として使われているモミの木は宮崎県小林市で丸太の状態で天日干し後、柾目板に加工し1枚1枚丁寧に天然乾燥させます。雨の日には屋根がある場所へ移動させるなど、とても大変な作業の為、現在では機械による人工乾燥が主流です。
木には本来精油成分をいっぱい含んでおり、そこから発せられるフィトンチッドによって森林浴のような空気を愉しめるのですが、60℃~100℃の高温で乾燥させる人工乾燥(機械乾燥)の場合はほとんど揮発してしまいその効果を得ることができません。
反対に天然乾燥の場合は精油成分が揮発する事がないため、フィトンチッドによる消臭・害虫の退散・ホルムアルデヒド等の有害化学物質分解などの効果が期待できます。また、モミの木が本来持つ調湿効果を損なう事もありません。森に入ると感じられる良い香りの正体もこの『フィトンチッド』。ぜひ、モミの木の香り溢れる森林浴を御家庭でもお愉しみください。 






フィトンチッド(phytoncide)って何?

フィトンチッド (phytoncide) とは、微生物の活動を抑制する作用をもつ、樹木などが発散する化学物質。植物が傷つけられた際に放出し、殺菌力を持つ揮発性物質のことを指す。森林浴はこれに接して健康を維持する方法だが、健康だけでなく癒しや安らぎを与える効果もある。フィトンチッドはその殺菌性や森林の香りの成分であるということから良いイメージがあり、森林浴の効能を紹介する際に良く用いられている。 ※Wikipediaより


フィトンチッドは針葉樹の特徴

約3億年前に地球上に誕生して現代まで繁栄し続けている針葉樹。木は動けないためにフィトンチッドと言われる化学物質を放出し、他の植物の侵食や、小動物や菌類から身を守っています。つまり自己防衛のために放出させる成分です。この成分には殺菌・防虫効果があることが
モスクワ動物園実験生物研究所に在籍していたボリス・トーキン博士によって発見されphyton(植物)chid(殺す)と名付けられました。
そして、このフィトンチッドから出る独特の香りが森林浴で感じる香りなのです。

一方、落葉し木の周りが豊かな土壌になる広葉樹は全く正反対の特徴で、ほとんどの広葉樹はフィトンチッドを放出しません。ですので部屋の中を無垢の板で貼っても広葉樹の板の場合は森林浴効果を得ることができません。


精油成分が揮発しフィトンチッドを放出

針葉樹は精油成分を含んでおり、天然乾燥させたモミの木は板になってもたっぷりと含まれています。日々の生活による刺激や温度変化によって室内にフィトンチッドを放出し、私たちの暮らしをより爽やかに心地よいものにしてくれます。
この精油の成分は木の種類によって異なるので、その効果も当然木によって変わってきますが、一般的にはリフレッシュ効果や防虫・殺菌効果、消臭効果、ホルムアルデヒドの除去、空気の浄化などがフィトンチッドによる効果と言われています。
実際に平成10年に「岐阜県健康づくり財団」が、森林環境と都市環境のストレス度の違いを調べました。その結果、森林環境のほうが都市環境よりもがん細胞を退治するナチュラルキラー(NK)細胞の活性が、2倍高いという結果が出ました。また、免疫グロブリンの量は森林環境が6倍高いという結果になりました。
この様に、人の体にも良い効果を与えてくれるのがフィトンチッドです。



モミの木の精油成分効果とその他の効果

ボルニルアセテート…合成抗菌剤、化膿防止等の各種医療薬品や、芳香剤や香料の原料として重要な物質で、他の精油にはほとんど含まれていません。また、薬効成分が空気中に長時間拡散し存在するという特徴があります。

アルファーピネン…ピネンはほとんどの精油に含まれている成分で、殺菌、抗菌、抗ウィルス、うっ血除去、ステロイドホルモン、鎮痛、 むくみを除去する(腎臓機能を高め利尿作用を高める)と言った様々な効果があります。

ベーターピネン…エストロゲン様用と言って皮膚を構成する細胞に働きかけ、弾力性を保つコラーゲン、保湿性を保つヒアルロン酸などの物質を増加させます。また粘膜強化・動脈硬化予防・骨粗しょう症予防・骨芽細胞増殖などの効果があると言われています。

リモネン…ピネン類と同じように、血流増加作用、エストロゲン様作用、鎮痛、血流増加、利尿、血糖値低下、血圧降下などの作用があります。

精神安定…モミの木の香りが流れていると脳波のθ波の割合が高くなります。θ波は瞑想状態の時に現れる脳波で、学習したり物事を記憶するのに適していると言われています。また、カルシウムも他の木と比べ多く含まれているのでリラクゼーション効果も高まります。

抗酸化効果…モミの木は他の木と比べると酸素の濃度が低いことが分かっています。これは酸化物の吸収幅が大きいと考えられ、環境内での酸化物の存在を減少させる効果があると考えられます。つまり、物が腐りにくいということです。私たちにとってはアンチエイジングかもしれませんね。



上段左より:カバザクラ・ベニアフロアー・パイン(松)  下段左より:杉・オーク(楢)・モミの木

この6つの箱は、家造りで良く使われる床材で作っています。その箱の中にミカン・ナス・食パンを入れてサランラップで密閉しました。実験を始めて約1月半。それぞれの箱の中の環境は大きく変化しています。
木質によってカビの繁殖の仕方や、カビの種類がまったく違う事が分かります。
この実験で床材の木の種類が違うだけで、空気環境が大きく変わる事が分かりますね!


カビから出るホルムアルデヒド等のVOCは建材の数倍の量と言われています。
どの箱の空気の中で生活したいですか?

 



浮造りとは

浮造りとは、
刈萱(かるかや)の草の根を水にさらした後干して麻紐で束ねた、木の春目と言われる柔らかい年輪を削り取って木の表面に凹凸をつける道具の事で、この浮造りを使って凹凸のある加工にした板を浮造り仕上げと言います。
現在ではワイヤーブラシを使った機械で加工されることがほとんどで、木の表情が豊かになり高級感が増す仕上がりとなるため、無垢の床ではオススメの加工方法です。


柾目板の浮造り仕上げは大変貴重

モミの木の床は全て柾目という取り方で板になります。板には柾目板と板目板の二種類が有り、年輪に対して垂直に取る柾目板は歩留まりが悪いため、ほとんどの板が板目で取られます。板目は水には大変強いので外部やお風呂などには適していますが、反りが大きいため床材としては不向きです。
この大変貴重な柾目板を浮造り仕上げにすることで、足の裏との接地面積が減り、優しく柔らかい踏み心地となり、冬でも冷たく感じにくい「1年を通じて裸足でいたくなる家」を実現しています。 







高い調湿効果で湿度を安定

モミの木の箱(右)と、一般的なフローリングの箱(左)にお湯が入ったコップを入れると約4時間で驚きの差が。モミの木の箱の曇りがまったくなくなりました。これは、モミの木の調湿効果によるもの。自然乾燥させる事よって、本来のモミの木が持つ調湿機能を失わず、柾目取りにする事でよりその機能を高めているから。そのため、夏は爽やかでカビが生えにくく、冬は乾燥しにくくウイルスが繁殖しにくい、1年を通して快適な住環境を実現します。この調湿性の高さこそが九州の高温多湿な気候に最適な内装材 といえる最大の理由です。



START

100分後

220分後


お掃除もラクラク補修動画を見る

浮造り仕上げのモミの木の床は表面が固い冬目の年輪ですので傷が付きにくくなっています。醤油をこぼしても濡れた雑巾でさっと拭くだけでシミになりません。毎日のお掃除も掃除機で大丈夫。傷が付くことを恐れてそっとする必要はありません。
無垢の床だからといって余計なストレスがないのもモミの木の床の魅力です。




高い消臭機能

靴の臭いやタバコの臭いなどの嫌な臭いの元であるアミン類とモミの木から放出されるフィトンチッドが結合するとアミノ酸へ変化します。この様な科学的消臭には中和・付加・酸化などの種類があり、臭いの元から絶つため生活臭を全く感じない家になります。特に、焼肉をした次の日やタバコを吸った後などにその効果を実感できますよ。



端材をトイレの消臭に

端材をカゴに入れて消臭剤に

食器棚に板を敷いて消臭・殺菌


植物塗装で安心・安全

モミの木の床材には塗装品と無塗装品があります。一般的な塗装としては傷が付きにくくするウレタン塗装がありますが、せっかくの天然乾燥させた自然素材に化学物質を塗装するなんて事は絶対にやりません。
また、自然素材の塗料で色を付けたりも出来なくはありませんが、ウレタン同様塗膜で木の呼吸を止めてしまい、せっかくのモミの木の効果を半減させてしまうのでオススメしません。
塗装品には荏胡麻油を薄く塗っています。荏胡麻(えごま)とはシソ科の一年草で、食用や油を採る為に栽培されている植物です。食用油ですので赤ちゃんが床をなめてしまっても安心です。
住む人のことを考え1枚1枚丁寧に拭き上げたモミの木の床は安心・安全な建材です。




優しい色合い、光や音の吸収などストレスゼロ住宅

植物塗装仕上げのモミの木の床や壁は光の反射量が適当で瞳孔の開きが一定し、ストレスを感じません。
また、現代の家は気密性が高く音が反響しやすくなっています。これが小さなお子さんに無意識のうちにストレスを与え、イライラしやすくなるなどの悪影響を及ぼします。モミの木の板は音を吸収するため室内の音が反響しませんので、ストレスなく大音量でオーディオを流したり楽器を演奏したりできます。
また、表情のやさしい床や壁は安心感を得られ、壁に絵やポスターを貼ったり、観葉植物を床に置いても安定したバランスが保てます。モミの木の床や壁、天井は経年変化してその色合いは美しく艶も出るため何年経っても飽きのこない住まいです。




住む人に優しいモミの木の家に暮らすモミの木の家施工例を見る

フィトンチッドによる様々な効果や、モミの木が持つ機能などを最大限に活かしているのは全て天然乾燥の賜物です。
モミの木に携わる多くの人の熱い想いで1枚1枚大切に作られたモミの木は、本当に住む人に優しく、安心して暮らせる最高の建材と自信を持ってオススメできます。
さらに、このモミの木をより効果的に使っていただけるように浮造りや植物塗装などの創意工夫を施し、お客様のもとへ届けています。ぜひ、モミの木の床でしか味わえない最高の暮らしを送ってください。






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